Barbourのオイルドジャケット「BEDALE (ビデイル)」のリプルーフをしてから、早いもので約半年が経とうとしています。
ぼくが買ったBEDALEは古着でした。
それも少なく見積もって30年以上前の年代モノなので、オイルドジャケットとはいえオイルはほとんど抜けきっていて。
まだらにオイルが残っている状態で、いかにも古着特有の雰囲気を楽しみながら着るというのも選択肢のひとつにはありました。
しかしそれ以上に「自分の手でリプルーフをしてみたい」という好奇心が上回り、2019年の1月に行いました。
リプルーフを行うタイミングとしては、基本的には春や気温の高い夏がおすすめだそうです。
理由としては、作業を行う際に使うオイルが作業途中で固まってしまう可能性が低いから。
加えて、気温の高い季節の方がBarbour本体の生地にオイルが早く浸透してくれるから。
前述した通り、ぼくは好奇心だけが先行して真冬もいいところな1月にリプルーフを行いました。
結果どうなったかというと、せっかくお湯で液化させたオイルも作業途中で固まってしまう。
生地に塗ったばかりのオイルは染み込むどころか、生地表面で途端に固形と化してしまう。
更に、作業を終えたBEDALEを部屋でどれだけ干していても、一向にオイルが染み込まずいつまでもベタベタしているという始末。
そもそも1月はインナーを着込めばBarbourのように頼り甲斐のあるアイテムは真冬のアウターとしてガンガン着れる時期。
リプルーフを行うのは作業の効率を考えても、着れる時期を考えても、やっぱり絶対に春から夏にかけての季節が適切です。
もちろん真冬でもリプルーフをできないことはありませんが、ぼくは非常に苦労したのでおすすめしません。
Barbourのリプルーフから約半年。オイルの馴染み具合を観察
Barbourのオイルドジャケットは、リプルーフを行ってからオイルが生地に馴染むまでには数ヶ月を要するとの情報を何度も目にしてきました。
中でも多かったのは「3ヶ月」という情報だったのですが、さすがにそれだけ時間が経てば生地の奥底までオイルがしっかり馴染んでいそう。
ぼくは1月にリプルーフを行ったので、作業からは約半年が経ちました。
意外にもネット上には「オイルが馴染むまで数ヶ月を要する」なんて情報はありながらも、実際にそれだけ月日が経ってからの写真を添えた記事や情報はほぼ皆無。
ということで、今回はリプルーフから半年が経過したBarbourのBEDALEに関して記事を書いていきます。
普段は上の写真のように、100円均一で買ったガーメントに入れて他の洋服にオイルの臭いが移らないようにしながらラックに掛けています。
この記事を書いている時期 (7月後半)の梅雨明け直前にもなると湿気が高く部屋もジメジメするので、基本的にはガーメントのジップを開けて風通しを良くしています。
見た目にはリプルーフ直後から大きな変化はほとんどなし
上の写真は半年前にリプルーフを終え、真冬ということでBarbour渋谷店の店員さんに教えて頂いた方法で乾燥を行った直後の様子。
対してこちらの写真はリプルーフから半年ほどが経過した7月に撮ったものですが、その見た目にはあまり変化がないように思えます。
強いて言うのならば、記事表面のテカリが目立たなくなり、全体的に少しだけ深みのある緑色へと変化しているかな?といった様子。
こちらも7月に撮った写真ですが、特別変わった様子は見られません。
より近くで生地を接写してみても、やはり半年前とは見た目に違いはほとんどありません。
ただ、生地を触ったときに手がベタつく感覚は、ほぼなくなっていました。
オイルが乾いて定着したり、生地の奥底にまで染み込んでいるという証拠なのだと思います。
Barbourのリプルーフは春から夏にかけて行うのが絶対におすすめ
ということで、結果的にリプルーフから半年が経過しても、生地表面に大きな変化はそこまで見受けられませんでした。
さすがにオイルが生地にばっちり染み込んでいるはずなので、これで今年の秋からはBarbourをガンガン着ることができそうです。
最後にひとつ、リプルーフをお考えの方にお伝えできることがあるならば、リプルーフ作業は絶対に春から夏にかけて行うのがおすすめだということに尽きます。
それだけ心掛けていれば、せっかく着れる時期を乾燥にあてて無駄にすることも、リプルーフに手間取ることもありません。
自分の手でリプルーフを行ったこの1着には、一生懸命に作業を行った分、とても愛着を持っています。
今後もオイルの抜け具合やらを記事にしながら、経年変化を楽しんでいけたらいいなと思っています。
いわはし
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