ネットで服を買うと失敗しがちなのは、買う理由が「安さ」だから

ぼくは洋服をネットで買うと、その大半は失敗に終わる。

届いたそれを見て、その場で「失敗したな」と思うときもあれば、買ってから半年ほど経ってから、そう思うこともある。

 

ネットで洋服を買ったときの失敗率は、実に9割くらいだと思う。

ここで言う失敗というのは、自分が思っていた以上に着る頻度が少ないまま、クローゼットに眠っているような服のこと。

 

じゃあどうしてそんなにも、ネットで洋服を買うと失敗に終わるのか。

その理由を書いてみたいと思います。

 

スポンサーリンク

「実物の雰囲気が分からない」から安いものにしか手を出さない

大前提として、ぼくがネットで服を買うのは基本的にブランド古着が多くて。

それもメルカリやら、楽天市場に出品されている有名なブランドのもの。

 

さらに前提として、そのほとんどは「前に欲しかったけれど、買い逃してしまったまま気になっていたもの」ばかりです。

つまり知っているブランドの、知っている服を買うことがほとんど。

そうでもしないと、ネットで洋服を買ってしまえば、余計に失敗をしてしまうからです。

 

洋服の雰囲気や着たときの見た目、自分に似合っているかどうかは、実物を手に取って触れて、試着をしてみるまで本当に分からないもの。

その大事な工程を抜きにして、見た目やデザインを大きな判断基準として洋服を選ぶのが、ネットで服を買うということ。

素材や生地感なんかも長年の経験から想像してみたりはしますが、バッチリ想像に当てはまることはほとんどありません。

 

本当に、実物の雰囲気が分からない。

だからぼくは、仮に買い物に失敗しても大きな後悔はしないように、基本的には5,000円くらいまでの買い物しかしないのでしょう。

 

これぞ「安物買いの銭失い」

そうやって慎重に慎重を重ねてネットで洋服を買ったりしている訳ですが、それでも失敗率はおよそ9割。

時々、今まであまり着てこなかったけれど気になるブランドの、気になる洋服なんかも買ってみたりします。

でも、やっぱり「思っていたのと違う」やら「あまり似合わなかった」やら思ってしまい、すぐに着なくなる。

 

ぼくは「5,000円以内なら、仮に着なくても大きな損失にはならないだろう」と思ってそんな買い物を続けてきましたが、数ヶ月前にある記事を読んだんです。

具体的にどの記事だったかは忘れてしまったのでリンクこそ貼れませんが、スマートニュースで読んだ経済系の記事。

 

「総合的に見て最も出費が多く損をしているのは、5,000円以内の洋服をたくさん買ってしまう女性」

ぼくは女性ではありませんが、その記事は主に主婦層を中心にデータを取って書かれたものだったよう。

 

やっぱりぼくは女性ではありませんが、その記事を読んで、うっすら思っていたことを人間の行動心理データを元に突き詰められた気がして、ギクッとしました。

無意識のうちに、やってしまっていたこと。

安物買いの銭失い。

 

スポンサーリンク

迷う理由が値段なら買い、買う理由が値段なら止めておく

これは本当によく聞く言葉ですが、根拠のあるデータや過去の経験と照らし合わせて、この言葉はやっぱり真理だな、と思いました。

「この服がとても欲しい。でも、ちょっと高いから買うか迷うな」

 

そう考えている服は、思い切って買ってしまう。

これまでの経験からも、そう考えて買った服は、手に入れてから後悔をしたことがほとんどありません。

もちろん、「デザインに飽きてしまった」なんて理由は仕方がないにしても、です。

 

一方で「安いから買ってしまおう」という気持ちで、買うか迷っているのに値段を決め手とした買い物をした場合。

それらの洋服はびっくりするくらい、買って1ヶ月もしないうちに「あまり着なかった」と後悔をしてしまいます。

 

迷う理由が値段なら買い、買う理由が値段なら止めておく。

ネットで服を買うとき、「5,000円以内なら」という判断基準を設けて服を買っていたぼくはまさに、値段の安さを理由に買い物をしていました。

そしてまさに、買ってすぐに着なくなって後悔してしまうのでした。

 

少し前から考え方を改めてみたのですが、すると自然にネットで洋服を買う回数も減ったんです。

もちろん服屋さんに足を運んだときでも、無駄な買い物や後悔してしまう買い物をすることはなくなって。

 

ぼくの場合、ネットで洋服を買って失敗ばかりを繰り返していた理由は、そもそも買う理由として値段の安さを挙げていたからなんだな、と改めて思いました。

それを抜きにすると、やっぱり実物を見て触れて、試着することは大切だと改めて思うように。

 

今後よりテクノロジーが進んで、例えばスマホの画面を触れるだけで服の素材や生地感が分かる時代になるまでは、ネットで買い物は出来なさそう。

バーチャル試着の技術なんかも進めば、より楽になるのかな、なんて少し夢のようなことは思っています。

ぼくはまだまだ、洋服の買い物に関しては実店舗へ足を運ぶ派です。

The following two tabs change content below.
いわはし

いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。

この記事を読んだ人におすすめ