やっぱり髪型や服装って大事だなと思った瞬間のこと

友達と高円寺の古着屋さん巡りをしました。

普段は基本的に1人で行くことがほとんどなのですが、同じく服が好きな友達と行くと1人では入らないお店にも入ったりして、とても面白くて。

 

その中で、やっぱり1人じゃ入らないであろうお店に入ったときのこと。

久しぶりに「やっぱり髪型や服装って大事だな」と思う経験をしました。

 

高円寺の古着屋さんはどこも大体、20時に営業を終了します。

そろそろお腹も空いたし、古着屋さん巡りは終えて夜ご飯を食べようか。

そんな話をしながら、ご飯を食べる予定だったお店の近くにある古着屋さんに、最後にふらっと入ったときのこと。

 

かなりの歩数を歩いて疲れて、変なテンションになっていたので店内で友達と中学生みたいにふざけた話をしていました。

そんなところを1人、お店の端にいた女性に目撃される。

 

「うわ、変なやついるな・・・なんて思われたかな」

一瞬だけそんな心配をするも、ぼくは人が自分のことを、自分が思っている以上に気にしていないことは知っている。

大して気にせずにいたところ、一緒にいた友達に向かってその女性が声を掛けていました。

「今日は色々なお店に行ってきたんですか?」

 

店員さんでした。

ぼくと友達はお店の中に置かれている古着から何か気にいるものはないかと探しながら、店員さんとも話をしながら。

しばらくしてお店を出ると、友達と顔を合わせて一言。

 

「いやー、さっきの店員さん可愛かったね」

「それ俺も思った」

 

小学生の頃にテレビで見た、お笑いコンビ「レギュラー」の”あるある探検隊”ネタの一節に「優しくされると好きになる」とありました。

今でもそれはあるあるだと思っていて、当時からその一節だけは記憶に残っています。

 

ふらっと入った古着屋さんでも、どんなお店でも、接客してくれる店員さんが女性で、それも可愛かったりすると「いいな」と思うこと。

そんなことは今までに何度もありました。

そして翌日には顔も思い出せなくなって、そんな風に思ったときのことも忘れてしまっているから、大したことのないイベントだったと思い込ませている。

 

今回もきっとそうなると、お店を出た瞬間から思っていました。

それでも友達と一緒だったこともあり、「いいな」と思った瞬間のことはできる限り共有して楽しみたくて。

 

「さっき、連絡先でも聞けたら良かったのにな」

「え、そんなに?」

 

「あの場では楽しく喋れたけど、店員さんなんだから全員に優しいんだよ」

「それもそうか」

 

このときのぼくは友達との待ち合わせに遅れそうで、服装は視界に入ったものを着ただけの適当なコーディネート。

髪型に関しては、前々からほとんど関心がないのでボサボサで、数ヶ月は切りに行っていない状態。

ぼくは洋服が好きですが、それは人から良く見られたいからという理由ではなく、基本的には自分の気分を上げるためでしかないのでした。

 

久しぶりに髪型や服装って大事なのかもな、と思った瞬間。

もしあのとき、しっかり選んだコーディネートに髪型もバッチリだったなら、あの店員さんに連絡先を聞けたのかもしれないな、なんて思いました。

 

髪型や服装にこだわっていれば、いくらか自分に自信も持てるもの。

自信って、そういう部分から湧き出てくるものだし、それが自分の行動を変える力には十分成り得る、と思いました。

 

「いや、やっぱり髪型とか服装って大事なんだな」

「何いきなり」

 

やっぱりいつものように、今では顔も思い出せません。

でもあのとき、髪型や服装に力を入れていたなら、一歩の勇気を踏み出せたのかもしれません。

 

ぼくのスマホは格安SIMで契約しているので、LINEのIDを渡すことはできない。

渡すとすれば、LINEのQRコードをコンビニのプリント機で印刷して渡すという奇怪な方法になってしまいますが・・・そうだとしても。

久しぶりに髪型や服装って大事なんだな、と思った瞬間の話でした。

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いわはし

いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。

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