服オタクなぼくの第二の皮膚とも呼べるジーンズ、プチスタンダード

ここ最近、「お前のブログを読んでミステリーランチのリュックを買ったよ」とか、「あのレビュー記事には愛を感じました」

と言って貰える機会が増えて本当に嬉しいです。

 

たくさん読まれる記事っていうのは、ガチガチのブログ理論に沿って書いたものじゃなくて、愛を込めて書いた記事であることが多い。

きっと、その魅力を伝えるために自然と熱い気持ちになって書いているんでしょうね。

 

多くのアクセス数を集めることが正義みたくなってるけど、こっちの方がきっと、本来のブログの楽しみ方。

この記事でも、ぼくが大好きな洋服を愛を込めて紹介していきますね。

中学生の頃、大好きなバンドの音作りについてひたすら書き綴っていたように、本来のブログの楽しさを思い出してきました。

 

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ぼくの第二の皮膚、プチスタンダード

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10月の半ば頃に気温が下がってから週7で穿いているのがコイツ。

A.P.C.(アーペーセー)の”プチスタンダード”というモデルのジーンズです。

 

ドメスティックブランド大好きなぼくが持っている、数少ないインポートブランドのアイテム。

この記事を書いている今も穿いているぼくの心の友・・・いや、相棒です。

 

高校3年生の頃にウェブメディアでその存在を知り、男前すぎる色落ちの格好良さに衝撃を受け一目惚れ。

手を伸ばそうと決意を固める度に値上げされてきた捻くれ野郎。

原価の高騰を理由に、当初と比べて7,000円くらい高くなっているんでしょうか?

 

初めて阪急メンズ東京で実物を見た4年前、絶対にコイツを買ってやろうと貯金を始めた頃はまだ1万円代後半でした。

今はついに2万円代に乗っかったけれど・・・それでも週7で穿いているぼくの感想は「買ってよかった」

 

これ以上値上げされたら少し価格に見合わないな、と思い始めるかもしれません。

服が売れず不況なのは分かるけど、品質に見合った価格を付けるとしたら25,000円が限界でしょうか。

 

もう値上げは控えて欲しいところですね。

・・・あれ、悪口ばかりになってしまいましたが、コイツは最高なんですよ。

 

今年の3月に買ってから8ヶ月穿いているぼくの相棒。そのくたびれ具合と経年変化を撮った写真を載せていきます。

リジットなので夏は暑くて穿けず、8~9月の間は夏眠させていたんですけどね。

 

購入から8ヶ月経過したぼくの相棒

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全体を写すとこんな感じ。新品の頃と比べてそこそこ老けてきました。

最初こそ帰宅したらすぐ脱いでボトムハンガーに掛けたりと、めちゃくちゃ大切に扱っていました。

 

が、今はコイツをいい意味で雑に扱えるようになっています。

基本的に出掛けるときは必ず穿く。週7で1日10時間以上、加えて帰宅してからも着替えず穿いていたり。

 

なんならコイツを穿いたまま寝たことも何度かあります。しゃがんだり寝たりすれば生地が伸びて膝が出てくるんですけどね。

でも、ジーンズって元は作業着ですから、細かいことは気にせず穿けちゃいます。

 

コイツだって、その程度でヘタるくらい弱い訳じゃありませんからね。

日本生まれの男臭いジーンズに比べて綺麗で華奢な見た目をしているのに、使っている生地はそれらよりもヘビーオンス。

 

街着としてのジーンズには12~13オンスの生地が使われているのに対して、プチスタンダードは14.7オンス。

見た目の割に、そこらのジーンズよりもよっぽどタフなんです。

ちなみにコイツを買った当初に書いた記事がこちら。ピカピカの新品だった頃の写真が載っています。

A.P.C.のプチスタンダードでリジッドデニムデビューしてみた

 

フロントの穿きジワと色落ち

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少し近めの距離から写真を撮ってみました。

ジーンズは人間の動きに合わせてシワを刻む。また生地が擦れて色落ちが生じます。

 

太ももの付け根に位置するこの部分は特にシワや色落ちが見られる部位。このシワをマニアは「ヒゲ」と呼ぶ。

ぼくのプチスタはリジッドのまま、実際に足を通している期間は6ヶ月ほど。

糊を落としていないと生地が固いままなのでシワを記憶しやすいのですが、ぼくのそれもそこそこ刻まれてきましたね。

 

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歩けば生地が擦れるので、股下には色落ちが見られます。ここは洗って糊を落としたらより色落ちが目立ちそうですね。

 

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電車に乗ったときに座ったり、自転車を漕いだり、穿いたまま寝てしまったり・・・。

そんな仕草を繰り返している内に、生地が伸びて膝が出てきます。

洗えば少し縮んでマシになるんでしょうか。こうやって見るとけっこう出てる。

 

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ぼくは2回ロールアップして穿いています。赤耳がいいアクセントになってくれる。

リジットで穿く場合は常に同じ場所で生地を折り返すとダメージになるため、あまり好ましくありません。

 

が、そこまで器用じゃないぼくはロールアップの位置を固定したまま。お陰で一部生地が千切れそうです。

そんなダメージも、自分だけの穿き方の末に生まれた味。もはや「これも味」と言っておけば全て丸く収まる気がしています。

 

バックにはハチノスが形成されてきた

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フロントの穿きジワや色落ちを一通り見たところで、バックも見ていきましょう。

そこそこくたびれてきましたね。週7で穿き続けているお陰でしょうか。

 

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ぼくは29インチでジャストなので普段はベルトを通さず穿いているのですが、ベルトループには色落ちが見受けられます。

トップスや座っているときに椅子と擦れた結果なのでしょうか。既に白っぽくなっていますね。

 

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バックで注目すべきは、なんといってもハチノスですね。これはマニア用語で、膝裏にできるシワのこと。

この複雑な模様が蜂の巣のように見えることからそう呼ばれています。

 

ジーンズを育てていく中で誰もがシワと色落ちに期待を寄せるのがヒゲとハチノス。

脱いだときにこの2カ所を見てニヤニヤしながら「いい感じじゃん・・・」と不敵な笑みを浮かべてこそマニア。

ぼくのハチノスもいい感じに形成されてきたんじゃないかな・・・ニヤニヤ。

 

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相棒と人生の苦楽を共にしよう

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ぼくの相棒はあと1~2ヶ月、リジッドのまま穿き倒したら初の洗濯で糊落としかな。

その儀式が終われば生地の目が詰まって引き締まり、色落ちは顕著になって、糊が落ちて柔らかく穿きやすくなって・・・。

 

糊を落とすのは少し寂しい気もしますが、あまり長い間洗濯しないのも生地が痛んで可哀想なので仕方ないですね。

ちなみにジーンズを洗濯するときは洗剤の成分に気を配りましょう。Amazonなどで買えるジーンズ専用の洗剤を使うのがベストです。

・・・と、今回はぼくが週7で穿いている、もはや第二の皮膚と呼んでも過言ではないジーンズについて書いてきました。

もしリジッドデニムデビューをするのであれば、今の時期が本当におすすめです。

 

糊が付いた生地は重く動きにくいので夏は暑くて穿けません。

今買って半年ほど穿き倒し、洗濯して清潔な状態で夏眠させることを考えると、11月か12月に穿き始めるのがベストなんですよ。

本当にお気に入りの1本に出会うことができれば、それを週7で穿いて育てる一方で、ボトムス選びに迷わないのでコーデを組むのが楽になります。

 

古着屋さんで穿き込まれた古着のジーンズを見ると、そのどれもが同じに見えるかもしれません。

けれど、実際は全く同じジーンズなんてこの世に1本たりとも存在しません。

持ち主のライフスタイルに合わせてシワを刻み、色落ちが進み、穴が空くまで穿き続けた頃には世界に1本のスペシャルジーンズが完成します。

 

これぞまさに男のロマン。振り返ったときに「コイツを穿いて〇〇にも行ったな・・・」なんて思い出せるのも楽しみのひとつ。

あなたも心の底から愛せる、人生の相棒となるジーンズを手に入れて、その1本とこれからの人生を共に過ごしてみませんか?

参考記事▶至高のデニムパンツを探している人におすすめしたい10のメンズブランド

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いわはし

いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。

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