ライトグレーの色味が絶妙でナイス。名脇役候補な無印良品のオックスフォードシャツ

普段からカッチリした格好をすることは少ないので、個人的にには襟付きのシャツはあまり得意ではありませんでした。

 

春夏ならTシャツ1枚だったり、薄手のニット1枚で過ごせるので、重ね着を意識する必要はありません。

対して秋冬になると、当たり前ですがニット1枚じゃ寒いので、下にインナーを着込む必要が出てきます。

 

首元が広く、ゆるい雰囲気のニットが好きなぼくには半永久的に解決策を考えなければならない課題がありました。

インナーにヒートテックを着た上からニットを着ると、ヒートテックの首元が外から見えて、何だかげんなりしてしまう問題です。

 

これに関しては女性モノのヒートテックを選ぶなり、あえて見えていても「それが逆にいいのでは?」と自分に思い込ませるコーディネートなど、色々と試してみました。

 

現状、ニットが持つ首元の広さや、ゆるさを生かしたままコーディネートを組むにはレディースのヒートテックを着ることが一番の解決策でした。

しかし寒がりなぼくは、ヒートテックとニットだけでは若干の物足りなさを感じてしまうことも。

 

毎年冬になると考えさせられるこの問題。

今年は去年までと違って、いっそのことインナーにシャツを着込んで、ニットの首元からシャツを襟を出す王道スタイルに挑戦することにしたのでした。

 

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多くの色柄と相性の良い、絶妙に便利な色味のオックスフォードシャツ

今までレディースのヒートテックとニットを重ねていた理由としては、そのニットを1枚で完結させることができるという利点もあったからでした。

ニットを1枚で着ているように見せることができれば、例えばシャツと重ね着するときのように色や柄の相性を考える必要がないからです。

 

ニットとシャツの重ね着コーディネートという形はメンズファッションにおいて王道のスタイルではありますが、それらの相性を考える必要がある。

シャツが定番の白シャツだったりすればその必要はないのかもしれませんが、個人的には白シャツがあまり好きではありません。

 

何とか、清潔感に溢れすぎることなく、かつシャツを取り入れたコーディネートを組むことはできないだろうか。

そんなことをもう何年も考えているのですが、そんな理想にコーディネートをグッと近付けてくれる便利な色味のシャツに出会ったので購入しました。

 

無印良品の「洗いざらしオックス ボタンダウンシャツ」です。

個人的にとてもバランスが良いと思ったその色味はライトグレーと呼ばれるものでした。お値段は税込みで2,990円。

 

よく聞く「オックスフォード」とは生地の種類のことで、それらは織り方によって変化します。

オックスフォードは「ななこ織り」と呼ばれる、平織りに分類されるうちのひとつ。

 

通常の平織りが縦糸1本に大尉て横糸を1本交差させて織るところを、縦糸と横糸を数本ずつ引き揃えて1本の糸のようにしながら織っていきます。

こうすることで、まるで太い糸を用いたかのような生地感を持っているのがオックスフォード。

 

生地の特徴として、シワになりにくい上、通気性が良く、適度な光沢を持っています。

その生地でシャツを作ることで、カジュアルな雰囲気を持っていながらも、適度にカッチリとした上品な雰囲気 も持ち合わせているので使い勝手が良くバランスの取れたアイテムに。

 

個人的には同じオックスフォード生地のシャツでも、その雰囲気は色によってかなり左右されると思っています。

カーキやネイビーなど、単体で着るなら好きな色味のものはいくつもありますが、ニットと重ね着をする前提ならライトグレーは個人的にとても好きで、バランスが良いと思って購入。

 

身長178cmのぼくはLサイズを選んでみました。

ややカッチリした雰囲気の残るシャツを買うのは久しぶりだったのでサイズ選びに迷いましたが、ピッタリしすぎても嫌なので余裕を持ってLサイズに。

 

肩幅に少しの余裕こそありますが、袖丈も手の甲に若干当たるくらいで、着丈も尾てい骨に差し掛かる程度。

サイズ感としてはちょうどいいのではないかと思っています。

 

やや首元が広めのニットから襟を覗かせてみる正統派かつ王道のコーディネート。

これが白シャツだと個人的には清潔感に溢れすぎていて少しだけ苦手なのですが、やっぱりライトグレーという色味がちょうどいい。

 

元々存在はしていないようですが、例えばこれが濃いグレーだったりしたらシャツの主張が強すぎてバランスを取るのが少し難しくなっていたかもしれません。

 

襟は首元からがっつり覗かせても悪くはありませんが、それだとカジュアルになり過ぎるのでボタンダウン (襟をボタンで留めたまま)にしています。

こういう小さなこだわりって非常に個人的なものだったりしますが、ファッションってそういう部分まで含めて楽しめたら面白いな、とぼくは思っています。

 

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単体じゃパッとしなくても、いつか必要不可欠になる洋服を名脇役と呼ぶ

個人的には、このシャツを単体で着ることはあまり考えていません。

どうしても1枚で着るには首元が広すぎて勇気の要るニットなんかと組み合わせて着たいと思っています。

 

単体じゃパッとしなくても、いつか必要不可欠だと思ってしまう洋服というものが、絶対に存在するとぼくは思っているし、現にそういう服を何着か持っています。

最初の印象として「めっちゃ欲しい」と思う訳じゃない。

 

それでも買って着てみると、いつしか手放したくないと思う存在になっている洋服。

そういう服をぼくは勝手に、名脇役と呼んでいるのですが、このシャツにも対しても、そんな予感がしています。

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いわはし

いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。

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