サルエルパンツは難しくない。穿くだけでコーデに変化を与えてくれる優れモノ

「サルエルパンツって、日頃のコーディネートに取り入れるのは難しいんじゃないか?」

今でこそサルエルパンツが大好きで、もはや基本的に股上深めのボトムスばかり穿いているぼくですが、初めて穿くまではそう思っていました。

 

ファッション雑誌を読んでいても、サルエルパンツが取り上げられていることって少なくて。

意外と着こなし方法がどこにも載っていなかったりするので、ついコーディネートに取り入れるには難しいアイテムだと思いがち。

 

しかし「サルエルパンツをコーディネートに取り入れるのは難しい」というのは幻想に過ぎません。

むしろ、日頃穿いているボトムスをサルエルパンツに変えるだけで、コーディネートにおける小慣れた雰囲気や脱力感が途端にアップするもの。

 

ということで今回は、サルエルパンツが大好きなぼくが、それを日頃のコーディネートに取り入れることがどれだけ簡単かをご説明したいと思います。

ゆったりとした印象だったり、ゆるい雰囲気の服装が好きな方に、サルエルパンツがとてもおすすめです。

 

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サルエルパンツとは「股上を深く作ったパンツ」のこと

その前に「そもそもサルエルパンツってどんなもの?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

サルエルパンツの特徴を一言で簡単に説明させて頂くと「股上を深く作ったパンツ」のことを言います。

 

例えば、こちらはぼくが普段から愛用しているストレートシルエットのデニムパンツ。

A.P.C.というブランドのもので、色がもっと濃い時期から穿いていたのですが、3年も穿いていると洗濯や摩擦によってインディゴ染料が落ちてきました。

 

こちらは股上 (黒いブランドタグが付いている部分から真っ直ぐ降りて、股下の縫い目部分まで)が比較的浅めに作られています。

その分、穿いたときに外から見ても足の付け根がハッキリと分かるので、足がとても長く見えるのが特徴です。

 

ストレートシルエット、もしくはそれよりも細いスキニーシルエットのボトムスはこのように股上を浅めに設計して作られているものがほとんど。

デメリットを挙げるとすれば、股上が浅い分だけ窮屈さを感じることでしょうか。

 

対してこちらが、この記事においてサルエルパンツの代表例としてご紹介させて頂くiroquois (イロコイ)のサルエルデニムパンツ。

A.P.C.のデニムパンツと比べても、股上が圧倒的なまでに深く作られていることがお分り頂けると思います。

 

後ろから見ると、股上の深さはより分かりやすいと思います。

ぼくが持っているこちらのサルエルパンツはかなり股上が深く作られているので、少しだけクセは強めかもしれません。

 

しかしそれだけ、トップスにはごく普通のアイテムを合わせても、コーディネートを全体で見たときに強烈なアクセントになってくれることは確か。

太ももの真ん中辺りまでは股上があり、非常に深めのシルエット。

 

このように、サルエルパンツとは股上を深く作られたボトムスのことを言います。

非常にインパクトのあるアイテムですが、デメリットとしては股上が深い分、足の付け根がはっきりしないので、足が短く見えてしまうことでしょうか。

 

「今、足が短く見えるなんて嫌だ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

それでも、そのデメリットを背負ってでもぼくは、ゆるい雰囲気をしたコーディネートが大好きなんです。

以降、サルエルパンツを取り入れた具体的なコーディネート例をご紹介していきます。

 

「ビッグシルエットTシャツ×サルエルパンツ」のコーディネート

ここ数年、ずっとビッグシルエットのアイテムを取り入れたコーディネートやファッションが流行っていますよね。

少し前まではトップスにビッグシルエットを選んだら、ボトムスにはスキニーパンツを合わせるなりして、全体のシルエットにおけるメリハリを持たせるスタイルが主流でした。

 

しかし今となっては、ボトムスにもワイドパンツを合わせるなりして、全体的にぽってりとしたオーバーサイズのコーディネートもよく見かけます。

つまりざっくり言ってしまえば、ほとんど何でもアリの状況。

 

ただ単にワイドパンツを合わせるだけでも流行りのコーディネートは組めますが、せっかくならそことは一線を画しておきたいというのが捻くれ者の考え。

あえてワイドパンツのような全体的に太いボトムスではなく、特に股上だけを深く取った特徴的なシルエットをしたサルエルパンツを今回はピックアップしています。

 

まずはビッグシルエットとTシャツと、ストレートシルエットのデニムパンツを合わせたコーディネートをご紹介。

トップスの幅がある分、細身のボトムスを合わせてコーディネート全体におけるシルエットバランスを綺麗に保つ。

これだけでも、十分にコーディネートとしては成立してくれます。

 

一方で、ボトムスをサルエルパンツに穿き変えてみると、こんな感じ。

Tシャツも、履いているシューズも変えていないのに、股上を深めに取ったサルエルパンツを穿くとコーディネートの印象がこれだけ変わります。

 

後ろから見ると、こんな感じ。

股上が非常に深く取られている分、途端に小慣れた雰囲気を演出してくれるのが、サルエルパンツの持つ最大の特徴であり魅力。

 

何でもないコーディネートを、穿くだけで途端に玄人感漂う雰囲気に豹変させてくれる。

サルエルパンツが持つこの魅力に、ぼくは完全に取りつかれてしまい、今では愛用しているボトムスの半分ほどは似たようなシルエットのアイテムたちです。

 

「長袖シャツ×サルエルパンツ」の小慣れコーディネート

続いては、ややエレガントな雰囲気を持った長袖シャツと合わせたコーディネートをご紹介。

こちらは以前、別の記事でご紹介したものと同じように、襟元の大きく開いた「開襟シャツ」仕様になっています。

 

 

既にシャツの柄自体が格好いいので、ストレートシルエットのデニムパンツと普通に合わせるだけでも格好良く決まってくれます。

スタイリッシュなコーディネートがお好きな方は、こちらの方がお気に召すかもしれません。

 

一方でサルエルパンツを取り入れてみると、やっぱり雰囲気は途端に、そして劇的に変わります。

バラ柄のシャツが持つスタイリッシュな雰囲気を、ゆるい雰囲気のサルエルパンツと合わせながら、あえて崩そうとしています。

 

しかし結果的には、それぞれのアイテムが持つ色気が絶妙に共鳴して、細身のボトムスを合わせたときとはまた違った大人の雰囲気が滲み出ています。

最初に書いたように、こちらのサルエルデニムパンツはiroquois (イロコイ)というブランドのアイテム。

 

実はiroquoisはブランドコンセプトとして「男の色気」を掲げているのですが、こちらのコーディネートに関してはそのコンセプトが絶妙に活きたものになりました。

ここに関してはサルエルパンツというアイテム全般には関係のない話かもしれません。

 

しかし、ファッションとはこういった部分にまで考えを巡らせると、より楽しめるものだとぼくは思っています。
数ある洋服の中から、例えば「サルエルパンツ」というアイテムをひとつ選ぶにしても、日頃から自分がどんなコーディネートを好んでいるのかを考えてみる。

持っている洋服に共通するポイントやらを考えながら、それらと共鳴できそうなコンセプトを持ったブランドの洋服を選んでみる。

こういう角度からも洋服を選ぶようになると、やっぱり奥が深くて面白いな、と思います。

 

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穿くだけで簡単に小慣れ感を出せるサルエルパンツは魔法のよう

ということで今回は、ぼくが大好きなサルエルパンツと、それを使った具体的なコーディネート例をご紹介してみました。

誰でも基本的には、手元にあるボトムスのシルエットとしては細身のモノが多いと思います。

 

ぼくも最初はストレートシルエットや、それより細いスキニーパンツばかりを穿いていたのですが、いつしか飽きが来てしまったんですよね。

細身のボトムスばかりを穿いていると、コーディネートを全体で見たとき、シルエットに変化を加える手段としてはトップスを工夫するしかない。

 

春夏ならトップスも重ね着する枚数が少ないので、まだ調整するのもさほど難しくはなく。

ただ、秋冬になって気温が下がると、当然重ね着をする数も増えるので、色合いやらの問題を考えるとコーディネートを組むのが難しくなることに気がついたんです。

 

そんなとき、ふと細身のボトムスではなく、股上の深いサルエルパンツを穿いてみると、分かりやすくコーディネート全体のシルエットに変化の出ることが面白くて。

以降、ぼくはそのゆるい雰囲気と魅力の虜になってしまい、サルエルパンツを穿く機会がとても増えました。

 

簡単に、そして大幅にコーディネート全体のシルエットを変えて途端に小慣れ感を持たせてくれるサルエルパンツは、ぼくにとって魔法のようなアイテム。

色々と好きな洋服はありますが、サルエルパンツに関してはぼくがコーディネートを組む上で欠かせないアイテムになっています。

 

今回ご紹介したiroquoisのサルエルパンツは数年前に販売されていたモデルなので、現在は新品で手に入れることが難しい状況です。

加えてややクセのあるデザインなので、もしこの記事を読んでも「挑戦するのに勇気がいる」と思われた方は、まずは流行りのワイドパンツに挑戦してみるといいかもしれません。

 

おすすめはDcollectionから販売されているワイドシルエットのスラックスです。

シルエットとしても太すぎないため、日頃のコーディネートに何も工夫することなく、ただこの1本を取り入れるだけで小慣れた雰囲気を演出してくれます。

 

細身のボトムスや、それらを使ったコーディネートに飽きやマンネリを感じ始めたとき。

是非、サルエルパンツやワイドパンツに挑戦してみてください。

▼長袖シャツのインナーに着ていたHanesの「BEEFY-T」

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いわた

いわた

1994年生まれの24歳。大学在学中にブログを始め、卒業後はブロガーとして独立。主にファッション系の記事を書いています。
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