ビルケンサンダルのインソール黒ずみをケア。汚れを落とすアレが超優秀だった

1年くらい前に買ったBIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)のZURICH(チューリッヒ)

それまでサンダルを買ったことがなかったぼくは、履かないどころか微妙な嫌悪感すら抱いていました。

 

素足を見せながら歩くのって、何だか汚らしくないか?

しかし、どんなに暑くてもスニーカーを履いていたりする方が、足が蒸れるのでもっと汚らしいのかもしれない、とも思うように。

 

難しいことを考えるよりもまず、楽なことがいちばん。そう思って、ぼくは去年ビルケンシュトックでサンダルデビューを果たしたのでした。

数あるサンダルやブランドの中でも、ぼくは断トツでビルケン推し。微起毛したスウェード素材のインソールは裸足に触れても柔らかくて心地良い。

 

それでいてソールに内臓されたコルクが、履き続けることで足の形を記憶し変化していくため、履き心地も抜群。サンダルなのに、足が浮くあの違和感を感じたことは一度もありません。

購入時、店員さんも修理なしで6年以上履き続けていると仰っていて。夏の相棒に選ぶには持ってこいのスペックだな、と安心したことを覚えています。

 

スポンサーリンク

BIRKENSTOCK ZURICH インソールの黒ずみを落としてみる

ただひとつ、履き続けることで問題なことがあって。

地面に擦れる分、ソールが減っていくのはどんな靴にも言えること。しかし、裸足で履くサンダルともなればインソールにおける汚れの方が深刻です。

 

それもビルケンの場合は何層かになっているソールの内、直接足に触れる部分はスウェードレザー。レザーともなれば、頻繁に洗うこともできません。

 

去年と今年の夏、ゴリゴリに履き倒していたら、インソールはこんなにも真っ黒になってしまいました。

足の裏のかく汗が染み込んでは、こんな黒ずみになってしまう。思えばこの夏は特に、9割以上の確立でこのサンダルしか履いていなかった気がします。

 

ということで、こんなにも黒ずみが目だつようになってしまったインソールを綺麗にする。色々な記事を参考にしながら、ベストな方法を試してみました。

 

ビルケンではインソールのケアを2,160円で行ってくれる

ぼくが行ったケアの方法を書き進める前に・・・。そもそも、BIRKENSTOCKの正規店ではインソールのケアを2,160円という破格の安さで行ってくれます。

それも預ける期間はたったの1週間。

 

これからご紹介する洗剤やクリーナー、ブラシは全て揃えるだけで4,000〜5,000円は必要なため、道具を持っていない方はお近くのBIRKENSTOCK店舗にサンダルを持ち込んでお願いした方がお得です。

ぼくが今回、自分でケアをする理由はスウェードクリーナーを除く全ての道具を予め持っていたこと、そして自分で洋服のリペアやケアをするのが好きだから、なのでした。

 

また少し前に腕時計を修理に出して嫌な思いをしていたり、楽器のベースを修理に出すも未だに返ってこなかったりして、人間不信ならぬ軽いお店の修理不信に陥っているからです・・・。

だから自分でやってしまえ。そう思って、自分の手でケアしています。単純に、靴磨きが楽しいのと同じように好きだからやるだけのことでもありますが。

もしそうでない場合は、お近くのBIRKENSTOCK店舗に持ち込んでお願いした方が手間も省け安上がりなので、そちらがおすすめ。

 

ステップ① インソールに付着した汚れを洗い流す

今回、用意したのはインソールを洗うための靴用洗剤キットと、スウェード用クリーナー。仕上げにスウェード本来の起毛感を取り戻すためのブラシです。

(真ん中に写っている靴用ブラシは不要でした)

 

靴用洗剤として高い評価を得ているJASON MARKK(ジェイソンマーク)

東急ハンズや、最近ではセレクトショップでもよく見かけます。専用のブラシとセットで2,160円と少し高めですが、これのお陰で大切な靴たちが綺麗になることを思えば、大きな出費ではありません。

 

使用方法に従って靴を洗えば何の問題もありません。

が、ぼくは1年ほど前にJASON MARKKを使いiroquoisのスウェードスリッポンを洗ってから、それをダメにしてしまい、結局は捨ててしまったことがあります。

スウェードレザーにも使えると記載があるので安心して使ったのですが、革がガチガチになってしまい、当初の風合いを失ってしまいました。

 

薄手のスウェードだったこと。JASON MARKKではスウェード靴専用のブラシも別売りで用意があるそうですが、買い揃えるのが面倒でスルーしたこと。

今回は行いましたが、仕上げにスウェード用の靴ブラシで毛並みを整えてあげなかったこと・・・失敗した原因はどこかにあったのだと思っています。

その失敗を踏まえた上で、同じことを繰り返さないよう気をつけながらケアを行っていきます。それでも、別売りのスウェードブラシを買い揃えるのは面倒なので、やっぱりスルーしますが。

 

金具を外して開いてみると、汚い黒ずみが目立ちます。

 

こんなにもくっきりと、足の形が一目で見てとれるほどの汚れ。

 

いちばん目立つのはやっぱり指部分。これらの写真がケア前のビフォーです。よく見ておいて下さいね。

 

この黒ずんだインソールを、JASON MARKKと専用ブラシを使ってゴシゴシ洗ってあげます。

ブラシで直接、汚れを落とそうとして強く擦ると、必要以上にスウェードレザーを痛めてしまうので注意が必要。

感覚としては、JASON MARKKをたくさん泡立たせながら、その泡で汚れを浮かせてあげるような感じです。

 

ちなみに、付属のブラシで洗ってあげるとこのようにスウェードレザーの表面がゴリゴリ削れていきます。

雑なぼくはスルーしましたが、これがJASON MARKKから出ているスウェード用ブラシを使うと少しマシになるのかもしれません。

 

洗ったら乾いた布で泡を拭き取り、どれくらい汚れが落ちているかをチェック。それでも汚れが気になるようであれば、再び泡立てながら洗う。

これを、JASON MARKKのボトル側面にある使い方のように、必要に応じて1~5回ほど行います。

 

夏2回分を共に過ごしたぼくのBIRKENSTOCK・ZURICH。この汚れはそう簡単には落ちないだろうと思い、ぼくは工程を5~6回ほど繰り返しました。

すると、5回目くらいで気持ち黒ずみがマシになったように思えてきました。さすがに頑固だったので、来年以降は夏が終わる度に洗ってあげようと思います。

 

ステップ② 濡れたインソールが完全に乾くまで放置

こうして洗ったら、それが完全に乾くまで風通しのいい場所で放置します。

水気が多い状態だとソールが綺麗になっているのかが分かりづらく手応えがありませんが、ひとまずここは我慢。

 

丸一日以上、時間を掛けて乾かすとこのようになりました。まだ黒ずみは残っているものの、真っ黒というよりは茶色に近く、色も薄くなっているように思います。

特にかかとや人差し指〜小指にかけての黒ずみはなかなかマシになったような。親指に関しては相変わらずで、がっつり跡が残ったままです。

 

洗っているときにあれだけ表面が削れただけあって、この時点で土踏まず付近にあったBIRKENSTOCKのブランドロゴは消えてしまいました。

ぼくはあまり気にしませんが、消えるのが嫌だったり、後々中古として売ることをお考えの方はロゴ部分が消えないようにマスキングテープを貼って保護するといいんだとか。

 

ステップ③ 劇的変化のその瞬間。Collonilのスウェードクリーナーが超優秀

公式サイトによると、インソールを洗うことで汚れを浮かせる。その後でスウェードクリーナーを使い、浮かせたそれを削り落とすのだそうで。

ここで汚れを”削り落とす”ために活躍するのが、Collonilのスウェードクリーナー。

 

箱の中にはザラザラした合成ゴムの塊が入っていて、質感はボールペンの文字も削り取って消す砂消しゴムによく似ています。

ぼくは東急ハンズで購入したのですが、シューズケア用品売り場へ行くと、同じくCollonilの、箱の見た目が非常によく似たクリーナーが売っていることがあるので、間違えてそちらを買わないように注意。

 

そちらは普通の消しゴムのような質感をしていて、それを使ったところで汚れは全く削り落とせません。

Collonilの起毛皮革用部分クリーナー。砂消しゴムのような質感をしたそれを選びましょう。

 

これを使ってソールを、消しゴムでノートに書いた文字を消すよりも気持ち強いくらいの力で擦っていきます。

作業途中の写真を撮り忘れたので、これだけなのですが、擦っているとソールが削れているのか、クリーナーが削れているのかよく分かりませんが、細かいカスが発生。

これ、一体何が削れているのでしょうか。紙ヤスリを使っているような感覚があるので、スウェード表面を削り取っているのだとは思いますが・・・。

 

こうして、洗い&乾燥を終えたインソールにスウェードクリーナーを使って汚れを削り落とした後の表情がこちら。

いかにも”削った”感満載の、かつなかなかに荒削りな雰囲気が残りましたが、この工程で黒ずみはほとんど消え去っていきました。

 

作業前と比べるとこんな感じ。ベルトを締めるとより一層、綺麗になったことを感じます。やっぱり指先とかかと部分の黒ずみが消えると、かなりマシになりますね。

Collonilのスウェードクリーナー、かなり優秀です。

 

ステップ④ 仕上げにスウェード用ブラシで毛並みを整え柔らかく

インソールも一応、スウェードレザー。最後にcolumbusのスウェード用ブラシを使って、雑に洗ったり削りまくって摩耗したそれの毛並みを整えてあげます。

ゴム部分のクレープブラシを使い、インソールを四方八方、色々な角度からブラッシングしながら毛を起こす。

 

その後で、サイドに付属したブラシでざっくりと毛並みを整えてあげます。これも四方八方、色々な角度からやってあげると毛が起きやすく、整いやすい印象です。

 

インソールのケア完了。初々しい輝きを取り戻したZURICH

最後の仕上げまで終えたぼくのZURICHがこちら。ケア前に比べて黒ずみが目立たなくなったのは、そのほとんどを削り落とすことができた証拠。

やっぱりロゴは削れてノーブランドのサンダルになりましたが、金具部分にも”BIRKENSTOCK”の文字。とはいえロゴはあってもなくても気にしません。

 

黒ずみが特に酷かった親指部分もこの通り。近くで見ると微かに残ってはいますが、ここまで顔を近づけて見ることもないので気になりはしません。

仕上げにクレープ&普通のブラシで毛を起こし、整えてあげる作業をしたことはかなり大きく、これをするのとしないのでは、履き心地に大きな差が出てきます。

 

新品で購入した当初は微起毛したそれが心地よく足を包んでくれましたが、1年も履いているとそれは重さで潰れてザラザラになってしまうもの。

また、水を使って洗えば、スウェードだってレザーなので硬くなってしまいます。

 

そんなスウェードの毛並みを再度整えてあげるためのこの作業。

今回、ケアをするにあたって色々な方の記事を読みましたが、中には「洗ったら素足では履けないほどにインソールが硬くなってしまい、失敗だった」と書かれているものもありました。

 

恐らくそれは、最後の仕上げとしてブラッシングを行っていないからなのではないでしょうか。

これを行わないと、洗うことで硬くなってしまった革はそのままで、まさに素足で履くにはゴワゴワした感覚が残り違和感を感じてしまうのだと思います。

 

上の写真でも分かるように、最後にブラシでケアをしてあげるとスウェードレザーの起毛が復活します。

この状態のインソールなら、足を柔らかく包んでくれる。新品のときほどではありませんが、履き心地も以前より良くなりました。

 

ぼくは学生の頃にブランド古着屋でアルバイトをしていたのですが、BIRKENSTOCKのサンダルは中古でもよく売る人がいて、買う人がいて。

その度に「この黒ずみ、買う人は気にならないのかな?」と思っていたのですが、売れていくそれを続けざまに見るうちに、これもプラスの要素なのでは?と思い込んでいました。

 

「黒ずみも、いわゆる”アジ”なのか?」

レザーやデニムが経年変化を重ねるごとに美しくなるように、この黒ずみもそうだと思っていましたが、これはただの汚れです。

今回、ぼくがケアを行おうと思った最初のきっかけは人に指摘されたことだったのですが、実はそれまでは黒ずみをあまり気にしていませんでした。

 

経年変化好きは、汚れでも何でもプラスに考えてしまう。ここは自分の感覚で判断すべき所ではありますが、鈍いとただの不潔な人になってしまいます。

バンバン売れていく黒ずみ有りのサンダルを見ていたもので、いわゆる常識が分からなくなっていました。きっと、買った後で皆さんケアされていたのでしょう。

 

ということで、無事に綺麗な状態に蘇らせることができたインソール。

繰り返しますが、BIRKENSTOCKの店舗ではインソールのケアを2,160円で行ってくれます。

 

現時点で道具を持っていない方や、ケアが面倒だと思う方はお店にお願いした方が明らかに時間もお金も節約できるので、そちらがおすすめ。

自分でケアをすると、モノへの愛情がより深まる。個人的にぼくはそんな気がしているので、今回も自分で行ってみました。

やっぱりこれでより愛着が増したので、これからもこいつを大切に履いていこうと思っています。

 

▼今回使用した道具のご紹介

インソールを洗うのに欠かせないJASON MARKKの洗剤&専用ブラシキット。

2,160円とやや高めですが、今回のインソール以外にもお気に入りにのスニーカーを簡単かつ圧倒的な洗浄力で綺麗にすることができるのでかなりおすすめ。

 

1本で靴10足分くらいは洗えるのではないでしょうか。ボトルは小さめですが、多すぎず少なすぎない容量の洗剤が入っています。

また、使用後は注意書きにもあるように”ボトルは立てて保存する”ことはマスト。

ぼくは横にして適当に保存していたら、そのせいかは不明ですが容器が劣化してフタが欠けてしまいました。

 

インソールに劇的な変化を与え、綺麗に汚れを削り取ってくれたCollonilのスウェードクリーナー。

こちらも小さいながらも1,200円と値段は高めですが、それ以上の働きをしてくれるので助かりました。

 

このクリーナー以外の道具は予め持っていたぼくからすると、店舗でケアをお願いするよりも安上がりで。

他にもスウェード素材の靴(それこそZURICHの甲部分だったり)やバッグにも使えるみたいなので、こちらも持っておいて損はありません。

 

そして仕上げに使ったcolumbusのスウェードブラシ。これがあるのとないのでは、スウェードの起毛具合が全く変わります。

すなわち履いたときの柔らかさに変化が出るので、やっぱり最後に使いたいところ。

 

ということで今回は、ビルケンシュトックのサンダルを自分でケアする方法をご紹介しました。

夏も他の季節同様にスニーカーを穿いてもいいですが、夏しか穿けないサンダルはせっかくなら穿いておきたいですよね。

 

スポンサーリンク

手入れが面倒ならビルケンの「EVA」シリーズがおすすめ

「長く愛用してもソールの黒ずみが気にならないサンダルが欲しい」

「これまでコルクソールのビルケンを愛用していたけれど、記事のように手入れをするのは面倒だ」

 

そう思われている方には、ビルケンシュトックが定番展開している「EVA」シリーズのサンダルがおすすめです。

サンダル全体がEVAと呼ばれる雨に強い素材で作られているので、レザーとコルクソールのモデルと違って雨に濡れても劣化の心配がありません。

 

何よりお値段も3,000円台と非常に安くお財布に優しいので、手を伸ばしやすいのも嬉しいところ。

劣化を気にせずガンガン、そして雨の日でも穿ける便利なEVA素材のサンダルも是非チェックしてみてください。

The following two tabs change content below.
いわた

いわた

1994年生まれの24歳。大学在学中にブログを始め、卒業後はブロガーとして独立。主にファッション系の記事を書いています。
詳しいプロフィールはこちら
お問い合わせはこちら

もう1記事読んでいきませんか?