ボロボロになってまた買い直した、マイ永年定番スリッポンが愛おしい


ぼく、めちゃくちゃ面倒臭がりなんです。今も”めんどうくさがり”って打って、”面倒草狩り”って出てきて、一瞬それをそのままにしておくか迷いました。
ボタンを留めるのが面倒だからか最近はシャツをあまり着ないし、ベルトを締めるのが面倒だからかイージーパンツばかり履いてます。
少し暖かくなってくればサンダルの出番。さっそく4月に履いていたら「早くね?」と突っ込まれてしまいました。
 
それでも気分の上がる服を着ていたい、ちょっとばかりはおしゃれしていたいって気持ちは絶対にあり続けています。
楽だけどおしゃれに見えるもの。楽だけど身につけていて気分の上がるもの。それがぼくにとっては最上級に素敵なファッションアイテムだと思ってます。
 
靴に関しては数年前にそんな最高の相棒に出会っていて。それが、iroquoisが2~3年前の春夏コレクションで販売したスリッポン。
好評だったのか、それ以降iroquoisではスリッポンが定番展開されています。が、ぼくが気に入っているのは当時のスリッポンそのものであります。
今年販売されたスリッポンも可愛いし、なんなら今までよりも安くなっているけれど、スペイン産だけに一部麻素材を使用していて、個人的にはそれが少し気になって。
スペイン感が強すぎて、夏しか履けないアイテムになっちゃうような気がするんですよね、麻を使っていると。
 
という訳で定番化するも毎年購入を見送っていたiroquoisのスリッポン。いつしか以前買ったそれもボロボロになってしまい、少し前に捨ててしまいました。
それからは紐を結ぶのが面倒臭いけどジャックパーセルを履いたり、スーパースターを履いたりしてなんとか過ごしてきました。紐を結ぶのが面倒臭いけど。
 
それにも慣れてきた頃、つい最近のこと。いつものようにネットで通販サイトを眺めていると、なんとぼくが以前愛用していたiroquoisのスリッポンと全く同じものが販売されている。
今では中古でしか手に入らないそれが、ほとんど履き古されていない綺麗な状態で。しかも同じサイズで。
これはもう、即決で購入しました。あいつに再び会えるのか。そうして再びぼくの元にやってきた相棒。今日紹介したいのは、そんなiroquoisのスリッポンです。
 

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数年前に販売されたiroquoisのスリッポン


めちゃくちゃ綺麗な状態で届いたのですが、嬉しすぎて写真を撮る前にこれを履いて公園まで散歩してきたので、つま先にちょっとだけ汚れがあります。
iroquoisのスウェードスリッポン。恐らく2015年春夏コレクションのアイテムなので、3年前ですね。当時は税込み15,000円で販売されていました。
それなりの値段はしますが、3年もレギュラーで活躍できるほどの耐久性はありません。その代わりにあるのが、このしなやかさ。
 
色々とこいつの魅力を紹介したい・・・とは思ったものの、今となっては基本的にブランド古着でしか手に入れることができないアイテムのため、以降少しだけ。
 

スタイリッシュで垢抜けた雰囲気を簡単に作れる優れもの


魅力が本当にたくさんあるのでどこから説明しようか迷うのですが、まずはその見た目から。
シュッと細長いシルエット。無駄な装飾の一切ないそれは、遠目から見るとまるでコッペパン。
 

Tシャツにイージーパンツというやる気のないコーディネートの足元に、こいつを持ってきてみました。
スニーカーを合わせるとカジュアルすぎて、どこにでもいる洋服に興味のないお兄さん風になってしまいますが、こいつにはそれを払拭する力がある。
iroquoisというブランドは、ゆるい雰囲気を作り出すのが本当に上手いなって思います。
 
こんなにカジュアルな服装でも、足元にスーパースターを持ってくるのと、こいつを持ってくるのでは全体の印象に大きな違いが生まれてくる。
だらしなく見えるコーディネートを、どこか垢抜けた「あ、あの人はわざとあんなに脱力感のあるコーディネートを組んでいるんだな」と思わせてくれるだけの魔力があります。
一周回ってまた、ベタベタの王道カジュアルコーディネート、それも手を抜きまくったスタイルに戻ってきた。けど、服が好きなことが見ているだけでも伝わってくるあの感じ。
そこにはこのスリッポンが持っているスタイリッシュな雰囲気、履くだけでどこか垢抜けた足元を演出してくれるこいつの存在が欠かせません。
 
それがどこから来るのかといえば、やっぱり無駄な装飾がないからなのかな。
加えて、ローカットでくるぶしが見えやすいデザインからだったり。薄くてぺたんとした見た目も理由のひとつかもしれない。
ボトムスをもっとロールアップして、短い靴下を履いて、くるぶしを出しながら履いてみたりしてもいい感じ。
 

オールシーズンで活躍する欠点のない見た目


そこに無駄な装飾はなく、シンプルそのもの。いい意味で季節感のないこいつは、オールシーズンに渡ってコーディネートの足元に、密かに花を添えてくれます。
先ほども書いたように、ぼくが今年のiroquoisスリッポンを敬遠してしまったその大きな理由は、ソール部分に麻素材を使っているからなのでした。
それだと夏の季節感が強すぎて、冬に履くにはちょっと季節外れ感が出てしまう。
本当におしゃれな人って季節感までも楽しむものだと思いますが、ぼくは季節ごとに履く靴を選べるような出来た人間ではありません。そんなの、面倒臭いし。
 
このスリッポンにも採用されているスウェード素材にも”冬”の印象を抱えている方がいらっしゃるかもしれません。
でも実はスウェードって型によっては季節感を気にせず愛用できる素材だと思っていて。それを今回、このような形で体現したのがiroquoisの15ssコレクションなのでした。
素材ごとに服の作り方を変えてみたり、その特徴を生かして遊んでみたりする、やっぱり面白いブランド。
夏にこの素材感のスリッポンを出しちゃうなら、言うまでもなく冬だって愛用できちゃいます。さっきも書きましたが、秋口にはくるぶしを出しながら履きたい。
 

贅沢にも本革製のインソール。ふかふかの履き心地が気持ちいい


3年前、恵比寿の旗艦店で実物を見ると思ったよりもソールがぺたんこだったので、買うかどうかを少し迷った記憶があります。
歩いているうちに足が疲れてしまいそうで心配だったからです。
 

しかし試しに履いてみてびっくり。このスリッポン、インソールをはじめとした内側の素材には贅沢にも本革を採用しているんです。
ベージュの部分、全部革。これがもう本当にふっかふかで、足を入れると全体をしっとりと柔らかく包み込んでくれる。
この履き心地が本当によくて、今回久々に履いてみて「あ、これこれ!」と散歩をしながらも思わず咆哮してしまいそうでした。
歩くたびに膨らんでは体重で潰されてを繰り返すインソール。
確かに普通のスニーカーに比べればソールは薄く疲れやすいものの、それでもスリッポンの中では抜群の履き心地を誇っているはず。
 

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次代・マイ定番スリッポンを探す旅に出る必要がある


これだけ大好きで、同じ靴を買い直した経験は人生で初めてです。
しかしiroquoisはスリッポンを定番展開しているものの、常に同じものを販売している訳ではありません。
今回も3年前に販売されたこいつを手に入れられたのは中古で、しかも同じサイズが見つかったという偶然の重なりでしかなく。
手軽に履けて手軽にスタイリッシュな雰囲気を演出してくれるこの上なく便利で大好きなアイテムですが、最近手に入れたこいつが壊れてしまったらもう後がありません。
 
つまりぼくは、次代・マイ定番スリッポンを探す旅に出る必要がある。
今後はどこかのブランドが定番展開しているスリッポンの中から後代を探そうと思っているのですが、それにはなかなか時間が掛かりそうです。
洋服でも何でもそう。お気に入りのペンだったり、シャツだったり、ボトムスだったり。自分が心底気に入ったものに出会えて、それを自分の中で定番にできることって幸せです。
いつかぼくにとって、そんな永年定番のスリッポンと出会えたらいいな。それか、iroquoisが同じディテールのスリッポンを作り続けてくれるかの、どっちか。

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いわた

いわた

1994年生まれの24歳。大学在学中にブログを始め、卒業後はブロガーとして独立。主にファッション系の記事を書いています。
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