
もし僕に子供ができたら、その子にはワクワクする様な人生経験をたくさん話してあげたい。
僕は面白いお父さんになりたいが為、今の内に経験しておきたいと思うことが山ほどあります。
その内の一つであり、学生の内に必ず実現しようと思っていたヒッチハイクの旅に友達を誘って大学生2人で出てきました!
今回のヒッチハイク旅の計画

この日の為にネットで調べたり、ヒッチハイク経験者の友達やブロガーの方々にアドバイスを頂いてとにかく情報を集めました。
その結果、スタート地点はヒッチハイクの聖地とも呼ばれる東京・用賀ICにすることに。
そしてゴールは名古屋!
理由は、観光スポットは何も知らないけど、名古屋まで行けたら何か凄いから。
東京・用賀IC前にてヒッチハイクスタート

自宅の最寄り駅から電車で用賀駅まで行き、徒歩10分程でヒッチハイクの聖地とも呼ばれる用賀ICに到着。
東名高速道路の入口とはいえ、いきなり名古屋方面と書いても誰も停まってくれない&すぐに着いても面白くないので、まずは海老名方面と書いてみました。
何か所かで車の通りを観察し、ここなら車が停まりやすそうと思った場所でスケッチブックを掲げます。
最初はこれがめちゃくちゃ緊張します。
車が1台も通っていない時にはスケッチブックを掲げるのに、車がたくさん通っている時は恥ずかしくて下げてしまったり。
友達は「緊張してきた!でも息が臭かったら乗せてくれないよね!」と言って路上で歯を磨き始める。
これがめちゃくちゃ面白くて、僕の緊張は一気に吹っ飛びました。
いざ路上で高々とスケッチブックを掲げる!
15分で交代をしながら2人でスケッチブックを掲げます。
この時に注意したのは、
①スケッチブックで顔を隠さないこと
②笑顔を忘れないこと
③車に対して正面からスケッチブックを見せること
④ドライバーさんの反応を見ること
の4点でした。
①と②に関しては、顔が隠れたり、真顔でいてはドライバーさんに対して不信感を与えてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性があったからです。
③では僕らが正面を向いてスケッチブックを持っていては車が文字を読めるのが真横を通る時だけになってしまうので、
そうならない様、やや斜めに立って早い段階で注目して頂ける様に気を付けました。
④では乗せて頂けなくても見てもらえているかどうかを確かめる為です。
その反応を元にスケッチブックをもっと高く持ってみよう、もう少し斜めに立とう、と試行錯誤しました。
用賀ICにて開始から1時間で最初の1台に乗せて頂いた

2人で用賀IC前にてスケッチブックを掲げること約1時間。
1台の車がハザードを出し、停まってくれました!
ドライバーさんに確認すると、「海老名まででいいなら乗って下さい」とのこと。
人生初ヒッチハイク成功の瞬間!めちゃくちゃ嬉しかった!
ドライバーさんもきっと、乗せるのはとても怖いはずです。車内では怪しい者ではないことを証明すべく色々なことをガンガン喋ります。
乗せて頂いた方とお話をするのもとにかく楽しい!
普通に生活していたら聞けないお話もあって、これもヒッチハイクの楽しみの一つだと思いました。
その方の目的地は御殿場だったので、ご厚意で海老名ではなく静岡の足柄SAまで乗せて頂きました。
足柄ICに到着!2回目のヒッチハイクを始める

足柄SAまで乗せて頂いた後、お昼を食べながら友達と作戦会議。
今自分たちがいる場所と目的地の距離を高速道路地図で確認したら、次はスケッチブックに静岡方面と書いてSAの出口付近に立ってみます。
今回もドライバーさんの視線を見ながら試行錯誤。手を振ってくれる方もいたので、この持ち方で問題はないと確信し続けること約30分。
1台の車が停まって下さりました!この方は浜松まで行かれるとのことだったので、お願いして乗せて頂くことに。
乗せて頂いたのは元パイロットの方で、お話していてめちゃくちゃ楽しかったです。
ヨーロッパやアジア、アメリカへ行った時のお話をたくさんして頂きました。めちゃくちゃ海外へ行きたくなった。
一瞬の間も空かない位、ずっとお話をしているとあっという間に浜松SAに到着。
ところがもう日も暮れていて、人が少なく絶望感を味わう2人。
3台目に乗せて頂き、名古屋を超えて春日井市へ!

暗くなってきたから、スケッチブックを持っていても見てもらえない。
そう思った僕たちは、SAにいる方に声を掛けて地道にお願いをすることに。
これは心が折れそうだ…なんて思っていると、浜松まで乗せて下さったドライバーさんが「俺も手伝うから、一緒に名古屋まで行く人を探してみよう」と協力して下さりました。
本当に、なんて良い人なんだろう。優し過ぎていくら感謝しても足りない位でした。
そうして地道に、浜松SAに停まる車1台1台に声を掛けてお願いをすること約30分。
「名古屋の先の、春日井まで行くから乗っていいよ」と、僕らを乗せて下さるドライバーさんに出会いました。
夕暮れ時で人が少ない浜松SAを目にした途端、一瞬だけ今日はここが俺らの宿かななんて考えがよぎりましたが、親切なドライバーさんのお陰で乗せて頂けることに。
3台目のドライバーさんは高速道路を降りた後、親切なことに春日井駅の目の前まで乗せて下さりました。
目的地を過ぎる所まで乗せて頂いたので、ここからは電車に10分程乗って、ついに名古屋に到着!
人生初のヒッチハイクは目的地どころか、それを過ぎる場所まで乗せて頂いて終了しました。
ヒッチハイク楽し過ぎる!

無事に名古屋へ着いた僕たちは、ホテルにチェックインして荷物を置いた後、名古屋名物の手羽先を食べながら乾杯。
最高の旅を振り返りながらいつまでもテンションが高いまま就寝しました。
翌日は栄を堪能した後、夜にはまたしても名古屋名物の味噌カツを食べ、お土産を買って夜行バスに乗って東京へ。
人生初のヒッチハイク旅ができてとても満足でしたが、一つ反省点を挙げるとすれば今回の旅の目的はヒッチハイクだったので、
名古屋には着いたものの、行きたい場所を考えていなかったこと。
そのせいで、せっかく名古屋へ来たのに僕は漫画喫茶へ、友達はパチンコへ行くという、何ともアホなことをしてしまいました。
なので次回はヒッチハイクを手段に観光目的の旅をすると決めました。
もう2人呼んで、2対2のチーム戦でどっちが先に目的地へ到着するか競争するのも面白そう!
またヒッチハイクの旅へ出たいので、これに関してはいずれ誰かを誘うか、参加者を募って行います!
ヒッチハイクなんて、まさに学生の内にしかできないことだと思います。
大の大人相手だと、ドライバーさんも乗せるのをためらうと言っていたので、やるなら絶対に学生の内です!
それに、最初は好奇心でやってみたいと思っただけでしたが、たくさんの車に乗せて頂く度に人の温かさを再認識しました。
友達が車を降りる間際に毎回「何かお礼をさせて頂けませんか」と尋ねても、ドライバーさんから返ってくる答えは
「あなた達が無事に目的地へ到着してくれれば、それだけで十分です」
「こちらこそ、君たちに出会えて本当に嬉しいよ」
「そんなものは要らないから、観光を楽しんでね」
これらの言葉を聞く度に、人の温かさを再認識したし、ありがとうございますの言葉じゃ全く足りない位、感謝してもしきれませんでした。
ヒッチハイクで目的地へ到着した時の達成感は半端じゃないです。
刺激が欲しい方は是非、挑戦してみて下さい!
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