
「変わった人だね」
周りと少しでも違った行動をして、この言葉を言われたとき。あなたは落ち込んでしまってはいませんか?
普通がいちばんだと思われている社会で、変わってると言われたら「自分は規格外だ」と考えてしまうかもしれません。
でも、それっていいことだと思うんですよ。「変わった人だね」は褒め言葉。
むしろ言ってもらえたら、心の底から喜んでやるべきなんです。
だってその時点であなたは、周りから見た「普通」を脱出できているんですよ。
「普通」が正しいとは限らない
ぼくら人間は基本的に集団行動が大好きで、自分の人生さえも周りの目を気にしながら歩んでいく生き物です。
群れから出ようとせず、下手に目立つことを恐れる。
「常識」や「普通」という言葉を好み、常に周りと足並みを揃えて行進します。
そこから一歩でもはみ出た人は、その他大勢からの総攻撃を受ける。
「常識」に基づいたルールに反した人は、容赦なく批判される始末です。
それが怖いから、自分の頭で物事を考えるよりも先に、周りの目を気にする生き物になったんですね、ぼくらは。
でも、少し考えてみてください。
ぼくらはいつだって「普通」を物事の指標にしていますが、そもそも「普通」と「正しいこと」は同義なのでしょうか?
その答えはノーです。
多くの人がやっていること、常識だと思っていることが必ずしも正しいとは限らない。
ここをスルーしちゃうから、ぼくらは常識や普通が正義だと勘違いしてしまうんです。
どうですか?
こう考えると、常識や普通に囚われた生き方がどれだけ思考停止しているか、よくわかりますよね。
「変わった人だね」は「普通の人より先を行っていてすごい」だと思っていい
周りから「変わった人だね」と言われたあなたはきっと、周りの目よりも自分の考えを信じて行動したのでしょう。
それも、周りの常識に従うことが必ずしも正しいとは考えていないから。
そんなあなたの姿勢こそが、本来誰もがあるべき姿です。
むしろ、あなたに「変わった人だね」と言う人は、常に周りの目を気にして「普通」に合わせた生き方しかできていない証拠。
そんな人が放つ「変わった人だね」は、言い換えれば「ぼくみたいな普通の人間よりも先を行っていてすごい」
と言っているようなものです。
相手は皮肉を込めて言ったつもりになっているのでしょう。
けれど、こう考えると「変わってるね」ってこの上ない褒め言葉じゃないですか?

ぼくなんて常に「変わった人だね」と言われ続けていたくて、自らもがいているんですからね。
・・・たまに趣旨を履き違えることもありますが。
時代に革命を起こすのは、いつだって常識を疑って壊した人
それに、いつの時代だって新しいものは常識の逆から生まれてきたという、動かせない事実があるんですよ。
これはもう、何に対しても共通して言えることです。
あまりにも時代を遡るとわかりづらいので、少しポピュラーな例を挙げてみましょう。
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例えば、ロックバンドなのにメンバーが楽器を弾かない「ゴールデンボンバー」
「そもそもバンドは、ライブで楽器を弾かないとパフォーマンスが成り立たないのか?」
今まで当たり前にあった常識を疑って壊したあのパフォーマンスが、世間をあっと驚かせて大人気になりましたよね。
それでもあのパフォーマンスを始めた頃は、ライブハウスのオーナーや他のバンドからさんざん文句を言われたそうです。
「バンドなのに楽器を弾かないなんて、お前らはふざけているのか?」と。
常識を疑って壊し、新しい常識を作った人だって、その過程では実に多くの「常識人」から批判を受けてきたんです。
ありがたいことに「変わっている」んだから、周りと足並みを揃えなくていい
あなたが「変わった人だね」と言われるのは、楽器を弾かないパフォーマンスを始めた頃のゴールデンボンバーと同じ状況だから。
人は変化を恐れる生き物です。
誰かが周りと違うことを始めると、出る杭を打つかのようにその他大勢で総攻撃を始めます。
これが常識人というもの。常識に囚われている人は、常にそれに乗っ取った生活を心地よく思っているんです。
何度も言いますが、あなたが周りから「変わった人だね」と言われるのは、それが常識の逆を行く行動だから。
新たな革命を起こす人はいつだって常識を疑って壊します。
「変わった人だね」と言われるのは、あなたが革命の1歩手前まで来ている証拠。
そんな、この上ない褒め言葉をかけられたのに落ち込む必要は全くないんですよ。
むしろあなたは革命家なんだから、周りと足並みを揃える必要なんてありません。
周りの目を気にした途端から、あなたの個性は途端に埋もれることになるだけです。
周りの人から「変わった人だね」と言われたら、全力で喜ぶべき。
いつだって今ある常識を疑って壊した人が、新しい時代の先駆者になるんです。
「常識」と「正しいこと」は必ずしも同義じゃないということを、忘れず頭に刻んでおきましょう。
ぼくが今、読んでいる「常識を疑うことから始めよう」という本。
常識を疑った先に生まれた歴史の実例がたくさんで、「その発送はなかった」の驚きがたくさん詰まった宝庫のような1冊です。
常識にばかり囚われて生きている人には、是非読んでみてほしいですね。
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いわた
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