甘え

一人暮らしを始めてから、実家に帰ってくる回数は今まで10回もないくらいでした。

それが今回は食生活やら生活リズムの乱れやら、ストレスやらでびっくりするくらい肌が荒れたり、リンパが腫れたり、色々と積み重なって精神的にもなかなか参ってしまったので、一時的に少し長めに実家へ帰ってきました。

 

陽の当たらない一人暮らしの部屋で、つくづくもう死んでしまったミュージシャンの曲しか聞かなくなったときには自分でも「ちょっとまずいかもしれない」と思った。

hide、フジファブリック、LINKIN PARK・・・。寝て起きるのも恐ろしい夢を見ながら冷や汗をかいてだし、突然涙が出たりもするし、もうダメかもなとも思ってしまいました。

基本的に大げさなぼくのことだから、こんなのも本当は、周りから見れば大したことじゃないんだろう。そう思ってしばらく過ごしていましたが、ちょっともうそろそろキツい気がしてしまいました。

基本的に人に頼ることは本当に苦手だし、ましてや友達も少ないぼくのことなので、人に会える場所といえば本当に実家くらいで。

そんな中で帰ってきたとき。

 

ぼくに2人弟がいて、1人はもう社会人。もう1人は、まだ高校生。

高校生の弟は3年生なのでそろそろ進路を考えはじめる時期で、どうやら就職をすることに決めたみたいです。

必然的にその話題が家の中でも上がってくる訳ですが、そうなるとやっぱり引き合いに出てくるのはぼくの話題で。

 

「お前は社会に出て働いていないから、一生学生気分のままだ」

実家に帰ってくると、ほとんどの確率でブログを生業として生きているぼくの話題に移り変わります。

それもそのはず。両親はぼくが就職せずにこうやって生きることを好ましくは思っていない。

学生の頃、就活に落ちてブログで生きていこうと覚悟を決めたぼくは、顔を合わせるたび「就活を再開しろ」と言われることに気が狂いそうで、ある日一人暮らしの物件を契約した後で事後報告をしました。

その2週間くらい後に家を出て、一人暮らしを始めました。これは車で両親に引っ越しを手伝ってもらいながらのことだったけど。

 

それから1年と半年くらいが経った今。やっぱりこの生き方は認めてもらえなくて、帰ってくると仕事だとか、お金だとか、そういった類の話になります。

そうなることは大体分かっていたし、ぼくも家を出た当時に比べればこれでも色々とそういった類の話に関しては頭を悩ませながら考えてみたつもりです。

その上で今思っていることを話してみても、やっぱり認めてもらえない。思い出してみればぼくは小さい頃から、あまり褒められた記憶がありませんでした。

もちろんぼくの性格が曲がっていたからだったんだけど、よく「キチガイ」とか、「お前の根性は腐った女よりも悪い」とか、言われたことばっかりは覚えています。

褒められたこともあったのかもしれませんが、やっぱり人間マイナスな記憶の方が深く残っているものです。いじめられた人はそれを絶対に忘れないように。

 

大人になった今もやっぱり褒めてもらうどころか、認めてもらえることもない。

ちょっと辛いなって思って実家に帰ってきたとき、またその話になったとき。「それなら帰ってくるな」と言われてしまったとき。

そういうときって、周りに誰もいなくとも、せめて家族は「辛くなったら帰ってきなよ」と応援してくれるものだと思っていました。

 

でも思いました。それを都合のいい甘えって言うんですよね。

自分が正しいと思ったことを、自分以外の全人類に否定されてでもやり続ける。例えば今売れているミュージシャンだって、売れない頃はきっとそうしていたはずです。

自分を信じると書いて自信と読む。それがなければ、自分の意思で何かを貫き通すなんてことは絶対にできません。

 

「俺は売れるまで実家に戻らないと決めた」

誰だったか忘れたけど、そう決めて本当に売れていった有名なミュージシャンもいますよね。そういう人って、本当に強いんだなと思いました。

孤独だとか、寂しいだとかそんなことは言っていられない。もしそう思ったとしても、自分だけは自分を信じ続けている。だから前に進んでいける。

強い、本当に強いな。それが華を咲かせるのは、自分1人だったとしても自分のことを信じて曲げずに続けた先でのこと。

ぼくが大好きな布袋寅泰の名曲『LONELY★WILD』はまさにそんなことを歌っていて。

きっとそういうことなんだって信じながら。ここで弱音を吐くんじゃなくて、もっと踏ん張らなくちゃいけない。

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いわた (岩橋康太)

いわた (岩橋康太)

プロブロガーとして生きています。就活中、40社受けて内定がゼロだったことをきっかけに新卒で独立した23歳。コーディネートよりも作りを愛でるタイプの洋服オタクです。
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