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いわタワー

服マニア学生ブロガーが洋服に関するあれこれを独特の切り口から記事にしてお届けするファッション系ブログ

Uniqlo Uのフルラインナップを見てきたから、その感想を正直に述べる

ファッション
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引用:クリストフ・ルメール氏率いるユニクロパリR&Dセンター発信の新ライン「Uniqlo U(ユニクロ ユー)」2016年9月30日(金)発売決定 -本日よりスペシャルウェブサイトでアイテムを初公開- - UNIQLO ユニクロ

2016年の9月30日に発売が開始された、UNIQLOとパリのハイブランド、LEMAIREのコラボレーションライン「Uniqlo U」

本場LEMAIREの洋服を買おうとすればシャツ1枚で5万円も珍しくありません。

それがUNIQLOの生産力によって普段の1/10以下の値段で買えてしまう、このコラボに業界は騒然としています。

 

発売前から各方面で取り上げられていた注目のコラボでしたが、その実物やいかに・・・。

あれだけたくさんのメディアでチヤホヤされていたら、イチ服好きとして気にならない訳がありません。

 

ということで、ぼくも発売日から1日遅れでUniqlo Uの洋服を見に行ってきたんです。

今回はそのフルラインナップを目に焼き付けるため、都内でも最大規模の店舗である「UNIQLO 御徒町店」へ足を運んできました。

 

ちなみにUNIQLOとLEMAIREが前回コラボした際も御徒町店へ足を運んで、店頭に並んだ服をレビューしています。

 

今回もこのコラボラインを実際に見てぼくが感じた率直な感想を書いていきたいと思います。

 

実物を見ての正直な感想は「過大評価されすぎ」

まずはぼくが店頭に足を運んで、一通り全ての商品に目を通した後で感じた個人的な感想を。

 

正直これは・・・過大評価されすぎなんじゃないか?

 

前回のLEMAIREコラボが好評だったUNIQLOは、これをUniqlo Uと改め更なる規模拡大を目指しています。

当然メディアがこれを放っておく訳がありませんよね。

各方面でたくさんのメディアやインフルエンサー、ファッショニスタが「Uniqlo Uがアツい」と情報を流します。

 

それに期待していざお店へ足を運ぶと・・・言うほどでもないよな、と思わずにはいられませんでした。

 

事前に出回っていた公式の画像を見てもおおよその雰囲気は伝わってきたので、その時点で少しガッカリはしていたんです。

が、やはり服の素材感を詳細に知るにはお店に足を運んで実物を見て、触るしか方法はありません。

その汎用性や着心地、着たときのシルエットや雰囲気を把握するためにはやはり試着をするしかありません。

 

最近改めて感じているのですが、服の良さって着て初めてわかるものなんですよね。

なので着ないまま服の良し悪しを判断する食わず(着ず?)嫌いはよくないと思いお店へ足を運んできました。

 

が、実物を見ても触っても、試着しても画像を見たときに感じた感想は変わらず。

やっぱり想像通りの素材感かつ着心地だったな、と思っています。

 

UNIQLOが国民服であることを忘れちゃいけない

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あまりにも多数のメディアが絶賛しているせいで、実物に対するハードルが上がっていただけなんじゃないか?

そうも考えました。が、それを差し引いてもやはり想像を下回っていたことに変わりはありません。

 

どうしてこんなにがっかりしているんだろう?

なんて冷静に考えてみると、まず大前提として、ぼくはUNIQLOが国民服であることを忘れていたんですよね。

 

UNIQLOはどんな年齢の人が着ても違和感なく似合う、言うなれば国民服を販売しているブランドです。

そこにパリのファッション業界においてトップクラスの知名度を誇るLEMAIREを投入すれば、どうなると思いますか?

 

本場LEMAIREもベーシックなデザイン、シルエットの服を得意としています。

それをコラボ先として選んだUNIQLOは国民服ブランドとして流石のチョイス。

 

しかしシャツ1枚で5万円もするブランドが、国民的ブランドとコラボしたところで売れる服を作るには販売する価格にも上限があります。

国民がそれを手にするような良心価格で売るとなれば、やはりLEMAIREの良さを最大限に引き出せる訳がないんです。

つまり、いくらパリの大御所とコラボしたからといって、そこにある「UNIQLOっぽさ」は絶対に払拭できないんですよね。

 

だからぼくは、いつも高級デパートで見る「あのLEMAIRE」の服がUNIQLOコラボで安く買えると聞いても魅力を感じることはありませんでした。

どうしても「UNIQLOにしてはよくできた服だな」としか思えなかったんです。

 

ブランドにあまり詳しくない人であれば、「元HERMESのデザイナーが携わった服を安く買えるなら」と手に取るかもしれません。

しかし本当に洋服を好きな人は恐らく「この値段でこのクオリティのシャツが買えるなら、まあいいか」

と、洋服の本質的な分部よりもコスパを第一に考えて今回のコラボ商品を買ったのではないでしょうか。

 

少なくともぼくはそうします。というか、今回は1着も買わなかったんですけどね。

 

その「UNIQLOっぽさ」を具体的にいうと?

ぼくがUniqlo Uのコラボ商品を買わなかったのは、随所に「UNIQLOっぽさ」を感じたからです。

・・・なんて言われても、そもそも「UNIQLOっぽさ」とは具体的にどんな部分を指しているのか。

 

非常に抽象的ですが、簡単に言い換えれば「安っぽさ」です。

世界的なブランドとのコラボ商品とはいえ、やはりその安っぽさは隠せていません。

 

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引用:ユニクロ MEN ダブルフェイスウールブレンドジャケット - UNIQLO ユニクロ

例えばこのジャケットに関しては、シルエット以外における全ての点で安っぽさを感じます。

使っているボタンがUNIQLOの通常ラインと同じでベーシックなプラスチックボタンだから安っぽい。

ポケットの縫い付けをざっくり行っているから安っぽく見える。

ウールとポリエステルを50%ずつ使った、あまりにも人工感のある生地が安っぽい。

 

妥協しないと国民服としての値段で販売ができないので仕方ないとは思います。

なのでこういった面からも、Uniqlo Uでは生地やボタンのディテールよりもデザインに注力していることがよくわかるんですよ。

「生地や細かなディテールには目を瞑ってでも、LEMAIREのデザインした服が欲しい」と考えている人向けの洋服ですね。

 

確かにUNIQLO通常ラインのシャツは着丈が長くてとても着れませんが、Uniqlo Uのシャツにおいてそんなことはあり得ません。

デザイン面においては細部に渡ってLEMAIREの神掛かったセンスが表れていました。

 

試着で事前のイメージを覆してくれた2着

なかなか辛口で批判してきましたが、実物を見ても全ての服に対するイメージが悪いまま・・・ということはありませんでした。

 

ぼくは事前に全ての商品に目を通していました。

が、いざ実物を見ると「これいいかも」と感じ、試着すると「欲しいな」と思う商品があったんです。

今回のコレクションではそう感じた服が2着あったので、最後にそれらを紹介していきますね。

 

MEN ブロックテックコート (9,900円+消費税)

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引用:ユニクロ MEN ブロックテックコート+E - UNIQLO ユニクロ

ぼくが実物を見て試着して、唯一欲しくなったのがこのコートでした。

素材自体は綿100%なのですが、ナイロンを40%配合した「ロクヨンクロス」のような生地感をしています。

 

その生地感からも感じ取れるように、このコートには雨や風を防いでコートの中に侵入させない「ブロックテック」という機能性素材が使われています。

雨風を防ぐので、インナー次第で冬でも着れるトレンチコートのような感覚。

シルエットも極端に細すぎず、むしろほんの少しだけコクーンコートのような雰囲気をも感じる1着でした。

 

これはボタンのディテールに目を瞑ってでも欲しい・・・と思いましたが、買わなかった理由はたったひとつだけ。

やはりUNIQLOで1万円以上の買い物をすることには少し抵抗がありました。

7,990円+消費税だったら迷わず買っていたであろう逸品です。

 

WOMEN ダブルフェイスラップコート (14,900円+消費税)

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引用:ユニクロ WOMEN ダブルフェイスラップコート - UNIQLO ユニクロ

2着目はまさかのレディースアイテムです。

「せっかくだからレディースも見ていこう」と軽い気持ちで覗いたレディースコーナーには思わずうっとりしてしまうコートがありました。

・・・とはいえ、ファッションバイヤー「MBさん」がレディースアイテムもレビューしていたから気になっただけなんですけどね。

 ▼MBさん著の大人気本はこちら

 

それがこのダブルフェイスラップコートです。

最近は性別問わず流行っているラップコートですが、Uniqlo Uではレディースのみの展開のよう。

 

パッと見で綺麗なシルエットだと感じたので、少し無理があるかと思いながらもLサイズを試着してみると、これが思いの他ジャストでした。

LサイズでメンズのMサイズ程度の袖丈があるので、サイズの合う方はこちらも是非試着してみてください。

 

こちらのコートを買わなかった理由は、先程と同じくUNIQLOで1万円以上の買い物をするのは抵抗があったから・・・ではありません。

むしろその迷いをも払拭してくれる素晴らしいコートだったのですが、残念だったのは裏地が付いていなかったこと。

 

薄手のウール1枚で作られたコートなので着れる時期が短いことと、裏地がないことによる袖通しの悪さが見送った理由でした。

裏地がないと、インナーにニットを着込むにしても着心地が悪くて仕方ないと思うんですよね。

 

これも裏地を付けてしまうとこの値段では販売できないのでしょう。

仮に付けると販売価格は19,900円+消費税くらいになりそうですが、それも込みで14,900円+消費税なら即決でした。

 

まとめ:Uniqlo Uの服はLEMAIREのデザインが好きでたまらない人向け

長々と書いてきましたが、最後にまとめると、Uniqlo Uの服はLEMAIREのデザインが好きでたまらない人向けでした、という話です。

 

生地や細かなディテールに目を瞑ってでもLEMAIREのデザインした服が欲しい人にはおすすめです。

が、服好きに心の底からおすすめできるものではありませんでした。

 

ただ、シャツは2,990円+消費税という値段以上に品質が良かったです。

1着持っておけばコスパよく活躍してくれることは間違いありません。

何を買うか迷ったら、ブロード生地のシャツを買っておくのもいいですね。